マットレスを床やフローリングの上に直接置きたい!と考える方は多いですよね。
- 一人暮らしで洋室しかない
- 部屋のスペースを広くとりたいからベッドは使いたくない
- ベッドフレームを買うのが面倒だ
などなど、さまざまな理由から、マットレスを床に直置きする方は多いです。
ただ、使い方を間違えるとマットレスに簡単にカビが生えてしまいます。
そこで今回は、マットレスを床・フローリングに直置きするときの注意点やカビの対処法をお伝えしたいと思います。
マットレスは床・フローリングに直置きするとカビが生えるから要注意!
結論から言うと、マットレスは床・フローリングに直接置いて寝てしまうとカビが生えやすいです。
なぜなら、フローリングは湿気を放出してくれないからです。
人間は一晩でコップ二杯分の汗をかくと言われています。
だから、あなたが寝ている間にマットレスにどんどん寝汗がたまっていくのです。
ベッドフレームであれば、マットレスにたまっま湿気を放出してくれるのですが、フローリングだと逃げ場がないので、どんどんマットレスに湿気がたまってしまいます。
結果的にカビが生えてしまうのです。
また、マットレスは冬の方がカビやすいと言われています。
「寒いし乾燥しているのに何で?」と思いますよね。
それは、マットレスと床の温度差によって結露が生じるからです。
人間が横たわっているマットレスはかなり暖かくなります。
それに対して、床・フローリングは冬はかなり冷たいですよね(^^;)
となると、この温度差によって水滴があらわれて、マットレスが濡れてしまうのです。
冬の朝にマットレスの裏を見たら水気があった!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
だから、冬はフローリングにマットレスを直置きすると、カビやすいのです(^^;)
特に、暖房をつけて加湿器なんかもつけていると、湿気はたまりやすいので注意が必要です。
マットレスに湿気がたまると、ダニも住み着きやすくなったり、マットレスが臭くなったりもします。
湿気のせいで熱くなって寝苦しくなったり、マットレスの寿命も短くなると言われていますから、注意が必要です。
関連記事:マットレスは畳に直置きするとカビる!?和室に布団もおすすめできない?
床・フローリングや畳に直置きしてもマットレスにカビが生えない方法
床・フローリングにマットレスを直置きするとカビが生えやすい!と聞いて「やめようかな…」と思われている方も多いかもしれません。
ただ、そんな必要はありません。
きちんとお手入れをしたり対策をすることで、マットレスに湿気はたまりにくくなります。
というわけで、以下でフローリングに直置きした場合のマットレスのカビ対策についてお伝えします。
除湿シートを使う
マットレスと床との間に除湿シートを置くことで、シートが湿気を吸収してくれます。
だから、マットレスに湿気がたまりにくくなり、結果的にカビにくくなります。
市販でも1000円程度で販売されているので、手軽に使えるのもいいですね。
ただ、除湿シートを敷いていれば安心だ!というわけではなく、お手入れはきちんとしなければなりません。
具体的には、除湿シートにたまった湿気を1週間に一度は放出しなければならないのです。
だから、週一でいいので除湿シートは干しましょう。
そうすることで、マットレスに湿気がたまってカビが生えることを防ぐことができます。
すのこフレーム・すのこシートを使う
マットレスの下に除湿シートを敷くほかに、すのこシートを敷くという方法も有効です。
除湿シートもすのこシートも両方使うと万全と言えるかもしれませんね。
やはり、床やフローリングにマットレスを直置きした場合にカビが生えやすい理由として、たまった湿気が逃げる場所がないという点があげられます。
しかし、マットレスの下にすのこシートを敷けば、空気の通り道ができるので、マットレスに湿気がたまりにくいのです。
フローリングに直接マットレスを敷くよりも、だいぶマシになります。
ただ、これもすのこシートを敷いておけばマットレスのお手入れは必要ないと思ってしまいがちですが、すのこの木の部分に湿気はたまります。
だから、定期的にマットレスは壁に立てかけて空気に触れさせるなど、湿気を放出させましょう。
マットレスの下にアルミシートを敷く
フローリングに直置きするよりも、マットレスと床の間にアルミシートを敷くと効果的です。
なぜなら、アルミシートはかなり断熱性に優れていて、マットレスにたまった湿気が床の方にたまったりはしないからです。
また、冬に多く生じる「マットレスとフローリングの温度差による結露」の現象も生じにくくなります。
もちろん、マットレスに湿気はたまるので定期的に干さなければなりませんが、フローリングに直置きするよりはマシです。
アルミシートはかなり安いといった点もあるので、ぜひ使用してみるといいでしょう。
敷パッドやマットレスパッドを使う
マットレスにシーツをつければ、寝汗をシーツが吸いとってくれますよね。
しかし、シーツカバーはやはり薄いので、寝汗を吸い取ってくれる量にも限界があります。
吸い取れなかった寝汗などはマットレスが吸収して、床・フローリングまで流れていってしまい、カビの元となります。
マットレス自体が湿気を吸い取ってしまうことから、寿命も短くなるのでシーツ一枚だけでの使用はおすすめしません(^^;)
しかし、マットレスパッドなどを使えばそこそこ厚みがあるので、寝汗を全部パッドが吸い取ってくれたりします。
その結果、マットレス自体が寝汗を吸い込まないのでマットレス本体を痛めませんし、床やフローリングに湿気がたまる心配もありません。
マットレスの耐久性も落ちませんし、カビ対策もできるので、個人的には絶対にマットレスパッドはつけるべき!と思っているほどです。
市販でも2000円せずに買えるので、床やフローリングに直置きする方は購入しておくと安心ですよ(^^)
布団乾燥機・扇風機などを使って除湿!
やはりフローリングや床にマットレスを直接置いてしまうと、湿気がたまりやすいです。
しかし、たまった湿気をしっかり放出させることができれば何の問題もありません。
そんな時に、布団乾燥機でマットレスの湿気を取り除いたり、扇風機を直接マットレスの裏などにあてて、湿気を取り除くという手があります。
マットレスの中には熱に弱い素材が使われていたりするので、布団乾燥機の使用ができないものもありますが、その場合は扇風機で十分です。
マットレスを壁に立てかけて、扇風機をあてるという手が一番いいでしょうね!
カビの問題も防げます(^^)
定期的にマットレスは干そう!
フローリングや床・畳などにマットレスを直接置いたとしても、きちんと干していればカビなんて生えません。
ずっと長い間フローリングにマットレスを敷きっぱなしにするから、湿気がたまってカビが生えたり、ダニが住み着いたりしてしまうのです。
だから、まずは「起きたらすぐにマットレスを干す」という習慣をつけましょう。
そうすることで、湿気対策ができるので床やフローリングにマットレスを直接置いて寝てもまったく問題はありません。
特に、マットレスを部屋の壁にたてかけて窓を開けるなどをするといいでしょう。
朝起きた時に1分もかからずにできるので、癖づけるといいかもしれませんね。
それだけで、床・フローリングにマットレスを直起きしたとしてもカビ対策はできます(^^)
おすすめのマットレスカビ対策はどれ?
床・フローリングに直接マットレスを敷いた場合のカビ対策方法について説明してきました。
ただ、「おすすめの対策方法は何なの?」と思ってしまいますよね。
個人的には、いろいろな対策方法を混ぜて、季節ごとに対応していくのがいいかと思います。
例えば、
春、夏・秋は除湿シートをマットレスの下に置いて、定期的に干すといいかと思います。
また、夏用のマットレスパッドなんかを使うと涼しく快適に眠れたりもしますよ(^^)
そして、冬はやはり床・フローリングとマットレスの温度差によって結露が発生しやすいです。
だから、すのこシートと除湿シートの二つを使って万全の状態にした方が安心です。
とはいっても、マットレスをずっと床に敷きっぱなしにするということでもしない限りは、そうそうカビが生えるなんてことはありません。
定期的に干したり、布団乾燥機や扇風機などを使ってマットレスの湿気をとれば、床でもフローリングでも安心して使えますよ(^^)
床やフローリングの直置きにおすすめのマットレスってないの?
ベッドマットレスを床・フローリングに直接置いて使用したい!と思われる方は多いかもしれません。
そんな時に、カビも生えにくくておすすめのマットレスってないの?と思われる方は多いでしょう。
マットレスを床・フローリングに直置きする上でおすすめできるポイントは、
- 厚みは薄すぎず厚すぎない
- 通気性の良いつくりになっている
の2点です。
あまりにも薄すぎるマットレスを使うと、床やフローリングの硬さを背中が受けてしまい、寝心地が悪くなります。
ただ、厚みがありすぎてもお手入れがしにくく、収納しずらいので床に直接敷いて使うことはおすすめしません。
厚みは8~10cmくらいのマットレスがいいでしょうね。
また、通気性が良くないと、やはり床やフローリングに直置きだと湿気がたまりやすいです。
だから、通気性の良いつくりになっているマットレスがおすすめと言えます。
床・フローリングの直置きでおすすめできるマットレスは以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみるといいかもしれません。
⇒おすすめマットレス3選|床やフローリング・畳に直置きするならこれ!
ちなみに三つ折りマットレスを使えば、床・フローリングに敷いたとしてもお手入れがしやくて楽ですよ!
また、画像のようにエアー系の素材は通気性の良さに優れています。
ただ、冬は寒いと話題なのでそこまでおすすめしません。
ちなみに、たいていのマットレスは床に直置きを想定していないので、ニトリのマットレスなんかをフローリングに直置きすると、わりとカビが生えやすかったりするのでご注意ください(^^;)
だから、個人的には直置きを想定して作られてあるモットンなどのマットレスがおすすめですね。
気持ちよく眠れて、なおかつ肩こりや腰痛にもいいと言われていて、とても評判の良いマットレスです。
また、モットンの白いベロア素材のカバーはとてもおしゃれで、インテリアとしてもいいものですよ♪
マットレスを床に直置きしてカビが生えた場合の対処法!
床やフローリングにマットレスを敷きっぱなしにすると、カビが生えてしまいます。
中には
「床にもカビが生えてしまった…」
なんて方がいらっしゃるかもしれません。
その場合の対処法は、エタノールを使用することです。
エタノールを霧吹き状にしてマットレスや床にかけて、1時間程度おきます。
そのあとに、湿ったタオルでトントンたたいてカビを拭き取る感じです。
この方法で、軽いカビであればマットレスをきちんと除菌できます。
もう少し詳しくマットレスのカビの取り方を知りたい!という方はこちらのという記事で紹介しているので参考にしてみてください。
マットレスが床・フローリングに直置きすると滑る!どうしたらいい?
たまにマットレスを床やフローリングに直接置くと、滑ってしまう…なんて方がいます。
たしかにフローリングだと、カバーによっては滑りやすいですよね(^^;)
ただ、そんな場合は下に滑り止めのシートを敷けば簡単に問題解決できます。
例えば、画像のようにニトリなどでかなり安く滑り止めシートなどが販売されています。
マットレスの下と床との間に滑り止めのシートを敷けば、滑ることはなくなるかと思います。
また、そのほかにも先ほど紹介したような
- 除湿シート
- すのこシート
などを敷くことで、滑り止めの役目も果たしてくれます。
湿気対策にもなるので、個人的には除湿シートやすのこシートなんかを滑り止めがわりに使うといいかと思います。
床・フローリングや畳に直置きするときは埃(ほこり)に気を付けて!
マットレスを床・フローリング・畳などに直接置いて使う場合は、やはりハウスダストに気をつけなければなりません。
床にはホコリなどがたくさんありますからね(^^;)
日頃からきちんと掃除をしていればそこまで心配はありませんが、やはりハウスダストを吸うとぜんそくなどになりますからね。
そういった意味でも、少し厚みのあるマットレスを使うことをおすすめします。
そうすることで、床と自分の体が離れるので、結果的にあまり埃(ほこり)を吸わなくてすみますからね。
ちなみにおすすめのマットレスである、元中日ドラゴンズの山本昌さん愛用のモットンは、防ダニ・抗菌加工がされていてハウスダストも寄せつけません。
衛生的かつ清潔に使用できて気持ちよく眠れるので、ハウスダストに悩まされたくない方はモットンを使ってみるといいかもしれませんね。
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